テクニカの通常モデル最高峰のこちらと、伝統の33ナンバーを引き継ぐ33PTG/2のどちらを買おうか迷っている方のために、それぞれの簡単なインプレッションを記してみたいと思います。
大まかに言えば、男性的な33PTG/2に、女性的なOC9/3といったところでしょうか。割と輪郭がはっきりとして密度が高く押し出しの強い33PTG/2に対して、しなやかさや柔らかさも持ち合わせたOC9/3という特徴があるようです。
またOC9/3が若干ハイ上がり気味に対して(と言いましても従来の耳障りなキンキンテクニカとは違います)、33PTG/2が中低域に腰の強さを感じさせる音調になっています。
どちらも歪みの少なさや解像度の高さ、レンジの広さ、音場の拡がりなどは素晴らしいカートリッジですが、値段の差からかほんの若干ですが33PTG/2にボーカルがボヤける場面があるようです。しかし特にピアノの再現力などは33PTG/2の方が勝っている部分もあります。
いずれにしましても、どちらも安心の国産ハイC/P機として、充実の内容を誇っていると言えるでしょう。AT150系の音を求めるなら、こちらOC9/3の方が期待に沿えるかと思います。
小日本的评论有意思,33PTG像男人,OC9III像女人,哈哈